SAP QCを利用したSAP権限テストの自動化を支援する『SAP権限テスト自動化フレームワーク』を開発しました。

SAPシステムに対する権限テストでは、トランザクション起動時および登録・更新・取消・照会時に、『権限があること』『権限が無いこと』がチェックされています。
これまでは手作業でロール切替えとトランザクション操作を行い、結果を目視確認する方法が一般的でした。

しかし、権限テストのスコープはロールとトランザクションの組み合わせによっては膨大な数となるため、テストカバレッジを下げても大きな工数が必要となる問題がありました。

この問題に関しては、権限テストを自動化するアプローチが有効ですが、自動化のためには別途開発工数が必要となります。

そこで弊社では、SAP権限テストを自動化する際、最小の開発工数で自動化を容易に行えるよう『SAP権限テスト自動化フレームワーク』を開発しました。

  

【 SAP権限テストフレームワークの概要 】

 SAP GUI for Windows のウィンドウ下部に表示されるメッセージテキストを解析し、権限エラーの発生有無を判定する処理を自動化するための機能を提供します。
 以下の2パターンに対応しています。

 <トランザクション起動時の権限チェック>
  
テスト実行ユーザやロールの切替えを行い、指定されたトランザクションの起動可否をチェックします。
  トランザクション毎の権限テスト結果はMicrosoft Excel(※2)に出力すると共にQC上にも格納します。

 <トランザクション登録・更新・取消・照会時の権限チェック>
  
テスト実行ユーザやロールの切替えを行い、指定されたトランザクションによる登録・更新・取消・照会の可否をチェックします。
  また、テストシナリオレベルで他のトランザクションとあわせてチェックすることもできます。
  トランザクション毎の権限テスト結果はMicrosoft Excel(※2)に出力すると共にQC上にも格納します。

 

『SAP権限テスト自動化フレームワーク』のより詳しい内容に関しては、当社WEBサイトをご参照ください。

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